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夏の終わり

Posted by 彩子 on 26.2019 女色 0 comments 0 trackback
母の退院が一日伸びてしまい
夜の独りの時間が
ぽっかり空いた時のこと。




急遽帰省する事にしたんだし
学生時代の友達やママ友達も
今夜空いてる?は 無理というもの。




そして私は
LINEの友達一覧を眺めている。



わたしが求めさえすれば
無条件で向き合ってくれるヒトの名前を
スマホの中に追う。




今、話せる?


そう打つと


よかよって。



どげんしよるね?
そっちの仲間と楽しそうやねぇ?


ううん
大変よ、色々と


そうたいね
お母さん、どげんね?






突然声を掛けたものだから
慌てると少し饒舌になるのは
昔とちっとも変わらない。






彩子ももう、今年還暦たいね?

俺も歳とったばってん
未だ未だ元気ぞ!



よく、憶えてくれてたね





……




懐かしい声が耳の奥をくすぐった。



忘れかけてた女心を
ちらりとでも過ぎらせてくれたんだもの
嬉しかったなぁ。

それだけで
なんだか安心したの。



でもね

話の途中で何も聞こえなくなって
彼がタイミング悪くなったのか
無言になったから
私も黙って
そして静かにクローズした。


私は
その時間から出かけるのも億劫に感じ

何年か前の様に
顔を見に行くこともせず

それで
もういいやって…。




良いのか悪いのか

なんだかこじんまりと
お利口さんに…



こうやって歳取って行くんだ。






まりやさんがエフエムで話してた。


60代にもなってしまうと
ひとつひとつ
大切に過ごしていくようになるんですよ


って。


折しも
まりやさんにまとめられちゃった。



40周年アルバム
ポチっとしよう。





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心配してくれた?

Posted by 彩子 on 16.2019 女色 2 comments 0 trackback
今年も恒例の淀川花火大会を
ロケーション抜群な友人宅にお邪魔して
持ち寄りのお酒や肴をアテに
わいわいと楽しんだ。



春の花見の時のメンバーもいて
その中には
花見の帰り
二人で呑もうと上手に口説いてくれて
私をほんの一瞬
オンナモードにしてくれたYさんもいた。





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酒の席から一階上に上がった処で
お互い、窓の向こうに上がる
花火の写真や動画を撮っていたら

蕎麦おじさんが
階段を上がって来て横に並んだ。



大丈夫よ
私を誘ってくれるほど
Yさんも、そして私自身も
酔ってなかったから…


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根拠無い自信

Posted by 彩子 on 13.2019 女色 2 comments 0 trackback
独りで
達郎のシアターライブを観に行った後、
蕎麦おじさんと待ち合わせした時のこと。



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私を連れていってくれた処が
夫の良く使うエリアだった為
時間的に大丈夫とは言え
ちょいとハラハラ。


それは私の保身からの気持ちであって
そのくせ
心が痛むような代物でもないんだから
私は、嫌な女だ。



万が一にも
出くわす羽目になったりしたら
連れは 後一歩で後期高齢者入りする
蕎麦おじさんだもの
なんとでも言い逃れが
出来そうな気がしたりする…。


そこら辺が
普段からの、分かり易い夫の
長年連れ添う古女房を
露とも疑わないであろう思考回路を思えば
変な自信だったり…。


だけど、その自信は何処から来るんだ?
夫の事は分かっている、なんて
思い上がりもいい加減にしろ、かもしれない。
だって、私の方こそ
夫には見せない顔があるじゃない。



そんな事はまず起こらないだろう、なんて
何の根拠で言える?
それは私の
考えたくもないと言う現実逃避…
先の事は考えない能天気なええ加減な質…。




ひとつだけ言えるのは
一緒の蕎麦おじさんに対して
私が入れ込んでいない、からかもしれない。
心傷んだり
若い頃の、( いや若くもなかったけど )
身をやつす様な恋愛関係ではないからなんだ。

人に指を差される事は無いんだもの…。



いやいや、
夫の知らない処で
異性と楽しい時間を共有する事は
知った人に目撃されれば充分に
指を差される事 しているんだろうな…



美味しいもの食べたり
お酒を飲んたりしながら
蕎麦おじさんの抱えている悩ましい事に
私なりの感想を伝える。
そうすると必ず
付き合ってくれてありがとうって感謝される。

私の愚痴を聞いてもらったり、
甘やかされたり。

そんな過ごし方。




でもね
一緒に居る処 見られたら
どうなるんだろう
咄嗟に言い訳、口に出るんだろうか…

やっぱりわたし、
人並みに心惑わせてる。

そして
自分に言い訳してる。





これまでたまたま
見つからなかったからと言って
これからも起こらないとは限らないのだ。
ひょっとしたら
自身で気づいていなかっただけなのかもしれない。

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かと言って…
こんな濁り酒が出て来た頃には
そんな殊勝な気持ちも
どっかに行っちまってたけど…。



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隣りで想うこと

Posted by 彩子 on 17.2019 女色 0 comments 0 trackback
久しぶりの、大人呑み。

相変わらずの
甘やかされっぱなしの蕎麦おじさんと。


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蕎麦前のアテは
家では出せない珍味ばかり。


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長い連休の合間 1日だけのほっこり時間。

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そして
飲む場所を変えて。


やっぱり蕎麦おじさんは
京女がお気に入り。


洛中の話には
俄然、リキが入り
熱を帯びるから可愛い。


実は芯の強そうな京おんなママの作る
キャベツのおでん。


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京都の話は分からなくて
私は隣で笑って聞いてる。




わたしはわたしで
やっぱり昔の恋愛から抜け出せない。

令和になっても
変わらない私の思考回路。


蕎麦おじさんは
そんな事もひっくるめて
分かってくれてるから
心地いいんだ。

大事にしてくれるから
それに胡座をかいてしまいそうになる。



もう ときめく事なくっても
それでいいって
又 想ってる。


桜記憶

Posted by 彩子 on 12.2019 女色 0 comments 0 trackback
日本三大桜のひとつ
根尾の淡墨桜を観てきた。


樹齢重ねた桜と聞いて、

もう何年も前のこと
彼人が連れ出してくれた
醍醐桜のような、
山里にひっそりと根を下ろし
野太い幹を肌で触れるような古木を
私は想像していた。


感嘆の声を上げる夫の横で
私はなんと言えばいいのか
口籠もってしまった。



その淡墨桜は、
沢山の先人の手を借り支えられて
老木とは言え無いほどの
どっしりとしたその雄姿をシンボルの様にして
その周りは公園と設えられ
国の天然記念物だから
当然の様に柵がぐるりと巡っていた。


観光地の当たり前の景色、
その美しさに惚れ惚れとしながらも
千五百年とも言われる樹近くに行って
その息遣いを感じるには遠い。




…そう
彼人が見せてくれた
あの桜の記憶が鮮やか過ぎた。


圧倒的な淡墨桜を
夫と並んで愛でながら
私は
違う桜を想っていた。


一泊の旅を計画し
長距離運転してくれた夫には
そんな記憶はおくびにも出せない。



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宿に着いて
温泉とお酒で運転が無理になり
同じく夜桜を所望した中年女性二人組と
タクシーを相乗りして
ライトアップした淡墨桜を見に行った。


夜のそれは幻想的で
昼間の顔とはまるで違い
息を飲むほど美しかった。

昼の顔と夜の顔はあまりに違いがあった。




夜桜を見上げながら
私はあの頃
夜のお出かけなんて
無理だったことも蘇って
すこしだけ胸が熱くなった。



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