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五月の頃

Posted by 彩子 on 12.2017 あのひと 2 comments 0 trackback


あれ以来
あのひとと言葉を交わすことはなかった。

腰痛でスポクラを休会していたし、
9ヶ月後に復帰してからも、
あのひとの来る曜日は
なんとなく足を遠ざけていた。




正確に言うと、
あのひとに気付かれない様に
スタジオを覗いてみた事がある。
私もやっていたので分かるんだけど
参加中は必死のパッチで
外に気がいく余裕が無いのだ。


やはり
あの頃と同じ様に
年齢を感じさせない動きで
かっこよくこなしていたのを
遠目に見た。


暫くして又
あのひとが来る曜日に行けた時
もしかして…なんて期待を
心の何処かに蘇らせたりもして、
私は探していた。
だけどその時は
あのひとの姿は見えなかった。




それから数ヶ月経った
五月の とある日のこと。




あのひとが いた。

熱気ムンムンのスタジオ終わって
出て来たあのひとと すれ違った。



あっ…


思わず私は
あのひとの右腕に触れた。



おぉ!と
こちらを向いてくれた。

『 お久しぶり! 』と
あの元気な声だった。


一時間のスタジオの後で
あのひとの二の腕は
ひとしきりかいた汗で濡れていた。


私は
スタジオに入るところだったし
あのひとは後ろからの人の波で
いつもの様に慌ただしく過ぎ去った。

そう、
それだけのこと。


それだけなのに
わたしの気持ちは
又揺らいだし
心の中は小躍りした。


やっぱり見掛けると
あの頃の私に戻ってしまうのだ。



そして
その日の夜。


メールボックスに
送信者がアドレス表示の
メールが来ていた。


iPhone変えて、
アドレス帳の移行がちゃんと出来てなくて
あのひとのアドレス、
分からなくなっていた。


だけど
見覚えあるアドレスで
あのひとからって
直ぐに分かった。


忘れかけていた琴線に触れた夜だった。











JUJUな夜

Posted by 彩子 on 02.2016 あのひと 0 comments 0 trackback



神戸でJUJU
久しぶりのライブ。

お気に入りの神戸国際会館。



今回のツアーは
ホールツアーを謳っているだけあって、
こじんまりといい感じ。
フェスティバルホールは当たらなかったけど、
JUJUが言うには
此処のホールは 国内で三つの指に入ると思います〜だって。


望みが叶うなら
ブルーノート辺りで、
JUJUを独り占めしたいほど。






JUJUと言ったらどうしても、
あのひとの事が蘇ってしまう。

蘇る、なんて言えるほど
共有した時間は無かったけれど…。




イヤフォン いつも何聴いてるの?

あのひとにそう尋ねられて、
その時はたまたまJUJUだった。



あの子は失恋の歌が多いよね?



そんな言葉が
今でも頭にこびり付いている。



JUJUがMCで良く口にする、
ままならない想い。


この場に及んで泣けてくる?
うそ…
そんなに柔じゃないって。




それでも、
セクシーダンサーズのお姉さんたちに見惚れ、
JUJUの脚に見惚れ、
何より抜群の歌の上手さにクラクラした。








大人の時間が跳ねた後は、
夫と反省会。



せっかくの神戸。
前から一度連れて来たかったと宣う夫と
探して探して。
どうやらその時は
連れて行ってもらったらしい。
夫はプリントアウトした紙、見ながら
私はGoogleマップで検索しながら、
方向音痴な夫婦は
目指す店に辿り着かない。
其処に親切なおじさまが声掛けてくれて、やっと見つけた。




此処も素敵な
大人なダイニングバー。






JUJUと、
美味しいお料理にお酒、
クラクラと
よからぬ想い出に倒れそうになった夜。




因みに、
JUJUは
こう言う事らしい。

あたしも山崎、大好き。
竹鶴、もっと好き。


JUJU、ステキ〜♪





答え

Posted by 彩子 on 20.2015 あのひと 2 comments 0 trackback
此処しばらく、
気分は乱降下気味。



あれからのあのヒト。

クリスマスの話なんて噯気にも出さず
充実した仕事ぶりを匂わせる。

じゃあ又ねと 行きかけて
忘れものをしたかの様に
又 戻ってきたあのヒト。



クリスマス、
仲良く
ご主人とね!




……




正直
こうなるの、
透けて見えてた。



その時
私は はっきりと
あのヒトとのこれ以上は何も望めない
そう想った。




冷静に考えてみる。


私は
恋をしている ふわふわの自分が
良かっただけなんだ。

色気のある男に
フラッとよろめいたんだ。

本当に
『 あのヒト』が 良かったのかどうかさえ
解らなくなってた。

あのヒトは その時の気分で
適当にやり取りをしてくれて
良い気分にさせてくれて
そして私も其れを
愉しんでたじゃない…。



大概、気持ち すぅっとなっていく。

なーんだ
私の想いって
この程度だったんだって驚いてる。
哀しい程…。



クリスマスの事を聞いてきたのも、
いつも どうやって過ごすの?
そう、聞いただけだったのかも知れない。
私に予定を聞いたわけじゃなかったんだ。

仕事の日だったのを
同僚に交替してもらい
その日を空けた私は、
まさに 自分都合での思考回路だったんだ。

期待してしまって
馬鹿だね、あたし…。




あのヒトへのメールで、
いくらハテナマークを付けたとは言え
クリスマスの食事を誘ってくれた?と言う、
私の文言に巧いこと スルーしたあのヒト。
私の思い込み…。



back numberじゃないけど
あのヒトの毎日に
私は不似合いなんだね。



あのヒトの来る曜日、
行くの もうやめよう

そう決めた。

果たして
あのヒトは
メールのひとつでも
送る気になるのかな。




スポクラの帰り フロントで
会員種別を変えたいと申し出たけど
今だったら2月からの対応になりますね、だって。
心に決めたのに、
この障害って何故…?



そう思いながらの帰り道のこと。

時間的に
あのヒトの帰りと一緒になるかも知れない、もう避けたい…
そう思いながら
私はスポクラを出た。





ゆらゆらしながら歩いていると
示し合わせた訳でもないのに
あのヒトの車を
目の端に捉えた。
間違いなかった。
初めて 運転する姿を目の当たりにした。

言ってた通りの
あのヒトの誕生日のナンバープレートの車。
白いBMだった。



どきりとした。
まるで盗み見してるかのように
あのヒトの車をちらりと見て
その横顔に又ふらっとしてる…。


走り過ぎれば良いものを
幸か不幸か 信号待ちしてる。


気づいて欲しいような
気づいて欲しくないような。


長い信号待ちが過ぎて
あのヒトの車は
過ぎ去った。

置き去りにされた様な気持ちになったのは何故だろう。



私が心に決めたその直後に
どうして こんな形で出くわすんだろう。











クリスマスキャロルが流れる頃には

Posted by 彩子 on 19.2015 あのひと 0 comments 0 trackback
期待するのはやめようと想ってた。

そして、
こんな展開…。





嬉し恥ずかしモードになっても良いようにも想うんだけど、
その後は、それっきりになってる。


私が あのヒトからのお返事メールに
勝手にクローズさせてしまったって事もあるんだけど。


でも
落ち着いて頭の中を巡らせてみる。



裏の世界で生きてるモンやから…

ご主人がおられるヒトは あかんのやけどな…

ってあのヒトの台詞、
悩ましいでしょ?





その日の夜、
お食事のお誘いなんて
想ってもみなかったことや、
スポクラ、種別変えようかとしてたこと、
抑えたモードでメールしたら、



腰の状態宜しくなければ
無理しない方がいいよ って。
クリスマスのことは
触れもしないで。

種別変えたら
会えなくなるじゃない。
腰痛いから無理すんなー
だけの話じゃないのに。

おめでと言いながら、
ご夫婦円満に、だの

ご亭主と仲良くね
明日がいい日になるよう頑張ってね、だの。


いつものスポクラ
思いきって 行って良かった、なんて…
私は分かりやすい女だ。
そして馬鹿みたい。


得てして こんなもんなんだ。


鈍感な私でも
なんだか
バリア張られてると 感じるくらいの
冷静な頭は未だ残ってる。





でも、
それはそれで楽しい。
あのヒトの言う、
変化に富んだ人生も悪く無いのかもしれない。

あのヒトの口癖、
緊張と弛緩。


試されてるみたい。




クリスマスの頃の一緒のお食事、
実現するのかなぁ…。



《 クリスマスキャロルが流れる頃には
君と僕の答えも きっと 出ているだろう 》


この前の、
ホノルルの虹に願いをこめたのが現実になるのか。

なんだか壊れかけのシーソーみたいに
ゆらゆらと。


そうね、
神様だけがご存知。


なんくるないさぁ〜!













10日遅れ

Posted by 彩子 on 17.2015 あのひと 2 comments 0 trackback
ほんとのところ、
私はその日
スポクラ行くの やめようモードになってた。
そして
会員種別も変更しよかな…とも思ってた。

でも、
気付かずにいた あのヒトからのメールで
女モード、ぽわんとなってく(単純)


私のアドレスから
誕生日を推測してくれて
遅れながらもアクション起こさせた
あのヒトの心の中って…

行かないつもりを
結果、私の背中を後押しさせた
あのヒトの存在って…。




あの日、
こんな早起き、珍しいやろ?って
結構アゲアゲな出だしで
あのヒトからメールが届いてた。


そして、


ゴメンね
彩子さんのバースデー
十日遅れになってしまったけど…
これからも、美貌と健康を維持して
ご夫婦円満にね
お誕生日 おめでとう!





美しさなんて
等も昔に彼方に行って
腰痛い女に健康だなんて
苦笑しか無くて。


直ぐにお返事、返せずにいた。

そして 簡単に崩れる私の意志。
こんなメールを貰った後に顔を合わせるのは
なんともなんとも…。




クリスマスは何か…ある?

唐突に聞かれ、
私は何の含みも無く
なぁんにも無いですって笑った。



ドイツ料理の店なんやけど
彩子さん、
何処か良いとこ 知ってるんやったらええねんけど



(え? これって…
前にも話してくれてたお誘い…?)


よく飲み込めないまま
わぁ、嬉しい!って
私は素直な声 出してしまった。



それから
短いあのヒトとの時間を終え
頭の中 ふわんとしたままだった。









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