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泣きながらのセックス

Posted by 彩子 on 29.2010 女色 0 comments 0 trackback
朝、虹を見た日のこと。
其処に行くのが当たり前みたいに、
決まっていた事のように
ホテルに入った。




いつだって彼は部屋に入ったらすぐに服を脱ぐ。
高校生の様に、既に彼はゲンキ。


ここにおいでと私を招く。

だけど私は
ベッドの上で
彼の横に居るだけで良かった。
セックスしなくてよかった。
久しぶりに触れた身体のぬくもりを感じていたかった。



ちゃんと心を見破られ
『 服着たまま、する? 』

人懐っこい顔でそう促す彼。
笑顔に誘われ彼に抱きついた。



促され唇を這わせる。
彼が指示する。
こうして、ああして。


だけど
私は欲情する事なくやめてしまう。


彼は気にするでもなく、
私を丁寧に開いていく。
愛撫する。
キスをする。


セックスしなくていいと
一人頑なになっていたのに
音を立てて崩れていく。


心とうらはらな身体を見抜かれ
一気に貫かれる。




快感が襲い掛るのに
頭の奥の芯の部分で
もうだめだって想ってたのに
こうしてちゃんと
私は未だ女で・・。



何故だか自分でもわからない。
涙があふれ
それが耳に伝い
頬を撫で
嗚咽してしまう。


言葉にならない声で
彼に哀しさを訴えている。


『 ほら、抱きついて・ 』


いつもと違う私に気付いたのか
それとも何か不安めいた肌の触感を感じたのか

抱いてやる、
抱きしめてやる、と声を迸りながら
強く隙間なく
私を抱きしめてくる。



以前、ベッドの上でひとつになりながら
腕を回され、きつく腰を抱かれているのに、
開けちゃいや、もっと隙間なく抱いてと、叫んだ事があった。

彼はそれを覚えていたのか。





こうして・・と
これが好きなの・・と
かつて哀願したかたち。

私がせがんだわけでもないのに
そのかたちで
彼は杭を打つ。
何度も波に襲われる。

そして
私の中に溢れさせた精を零さぬようにひとつになって眠る。



もう長いこと、そのままにしていた気がして目が醒めた。
胸板の厚さにしめつけられそうになって
私は身体の向きを変える。

『 ごめん、重たかったね・・ 』





もう一度彼に抱かれた時、

身体の傷を見られたくなくて手で覆っていたのも
もどかしくなって、
どうでもよくなってくる。
そうやって
いつもの私に解放されていく。




『 好きなようにしていいよ 』

笑いながら
私は大の字になった彼の上に覆いかぶさる。



『 むかし、枕でこんな風にしてたの? 』

彼は茶目っけを含ませた目で、私を見上げる。




今度はもう泣かない。



自分でしごく彼を見て興奮し、
私も自分で弄り
彼の手が伸びて来る。


又、性の時間が始まる。











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