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老いるということ

Posted by 彩子 on 28.2012 日々色々 7 comments 0 trackback
生命維持のために、
二日に一度、病院に行かねばならない舅は、
いよいよ検査入院、そして手術しないといけなくなった。

急遽、仕事を終えて帰宅した夫と一緒に
高速飛ばし、6時間半、夫の実家に帰省した。
夫の目は真っ赤になっていた。

親子なのに、熨斗袋に息子の名前を書いた見舞いと
SAで甘いもんを土産に用意した。


舅を見舞い、姑の愚痴を聞き、食事に誘い、
切れ掛かってた蛍光灯を外し、細々なことをした。
理不尽な言い草に夫は姑に腹を立て、言い合いになりそうになった。

お母さんと家にいるから、一人で買い物に行ってきて。

夫にそう言ったものの、
実は姑はさみしいのだ、一緒に行きたいのだと分かってて
後で姑を誘った。
息子の運転する車に乗せられ、姑は機嫌を直した。


舅は長引く入院が予想され
タクシーで往復していた姑に、
交通機関を使った病院への道順を教えた。


そして、渋滞を避け、日曜の朝実家を出て、
慌ただしい帰省となった。

これからこう言う週末が増えていくのだろう。
遠距離介護、である。
肝心の舅は、息子が帰ってきたのを覚えていないらしい・。




舅の病態を聞けば、
未だ入院中の孫ちゃんに繋がる話ばかりで胸が痛み、
心が重くなった。




蓄えがなくなってきて
心細くなった姑は、お金の無心をした。


『 とりあえず、振り込んで。 』



離れて暮らしているのだから、
たまの帰省で、愚痴を聞いてあげてストレス発散してもらえれば良かったのが、
ここに来て、それでは済まされなくなってきたのだ。


舅の健康状態から言って、
税金も、国からの医療費免除もあり、
少なくとも、金額的には恵まれていると思うのだ。

夫婦二人で、25万の年金は厳しいのか。
私たち、そして息子の代になれば、何をか言わんや。



宵越しの金は持たない風な、
要るもんは要る、出て行くもんは出るで済ませていた姑。
その育ってきた境遇を思いやれば、
目の黒いうちは舅が握っていた財布も、
まだら呆けが見え出してからは姑が預かるようになって、
底を付いたのは目に見える。



それなりの物の言い様があるというのに、
夫の独身時代にはこれだけお金が要った、
あなたたちの結婚式にこれだけかかった
彩子さんは知らんと思うけど、
帰って来た時、あの子にはどれだけ持たせたか、
はたまた、義姉の結婚式にはこれだけいった
これだけのことをした
だからこれからはして頂戴。


あの・・
それが親、ってもんじゃありません?
親子の間に貸し借り、なんてあります?
無償の愛、ってものは存在しないの?
見返りを期待しますか?
順送り、でしょ?
それぞれ、親からは愛情を最大にして、物心共々授けてもらい、育ててもらう。
だから、それを次の世代にしてあげるのでしょう
してもらった、育ててもらった恩は、子に返す、送る。
違うのかな・。



もっと気遣いが欲しい、
長生きなんてするもんじゃない、
自分たちに子は居なかったって思ってる・・

・・あの、
だったらそんなこと、言えないでしょ?


30年間、
何も用事がなくとも、
必ず週末には元気にしてましたか?変わりはないですか?と電話を入れてた。


そうだね
すぐ近くに住んでいるわけじゃないのだ。
お金で済ませられるなら、済ませようって気になってしまうやんか・。


親の口座番号を聞かされる夫はどんな気持ちだっただろう。
物の言い方、頼み方、ってものがあるやんか。


振り込んどって

夫の言葉に、夫の顔を立たせるつもりで
我が家にとったら大金を早速・・。
お守り替わりに通帳に入れとく、ってこと、
姑には多分、ありえないだろうけど。


夫の家では
老いては子に従え、はありえないのだ。




帰省して一番哀しかったのは、
曾孫の具合を尋ねることもなく、話題にもしてくれなかったことだ。


そして、
せっかくの男の子、だったのにね・・
なんでそげん状態で生まれてきたとやろか・・
お祝い、で贈っていいものかわからんけん、
退院したら贈るけん・・


どんな状態でも、この世に生まれてきてくれたのだから、
おめでとう、じゃあかんの?

なんだか寂しかった・・
認めて貰えてないみたいで悲しかった。


夫には何も不満なんてないのに、
どうしてあんな風、なんだろう。

歳を重ね、不安が重なってくると、
あからさまに不満をぶちまけてしまう、だろうな。

いつかは誰もが老いる。
だけどね、
なんだかなぁ・・



長いぼやき、
申し訳ない。


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