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東へ西へ

Posted by 彩子 on 26.2013 日々色々 0 comments 0 trackback
老いた夫の親のことは頭の隅っこにあったけれど、
自分の母は、なんの根拠もなく、
いつまでも元気でいてくれてると、なんとなく思い込んでいた。
曾孫が二人いる私の母である。




遠くに住む次男が連休が取れたと言って、
久しぶり家に寄り、仮眠してから早朝彼女とスキーに行く、とバタバタと帰ってきた。

なんだかんだと言いながら、
人並みに彼女と遊べる次男に、慌ただしくまともな夕餉を作ってやり、
私はいつまでたっても世話焼きおかん^^;

スマホの目覚ましだけで起きれる訳なんてない、と思っていたら
案の定、息子は寝坊した。

飲んで帰り、夜中からソファで寝ていた夫が、
六時頃布団の中に入ってきて目が覚めた私が、
予定より二時間も遅れて、息子の部屋を覗いてみたのだ。


慌てた次男を送り出したあと、
深酒で起きてこない亭主を放っておいて、確定申告に勤しんでいた。


前の夜、東京から出張で来た若いもんを我が家に泊めたかったらしいが、
(以前も泊めたのが、居心地よかったらしく)
たまたま次男も帰省してたし早朝の出発だったので、お断りしていた。



週末の買い物ついでに、
日本酒好きな元上司が定年退職へのお祝いに、
二つの酒屋で、夫お気に入りの日本酒を二銘柄購入して抱き合わせで贈った。

別便で、此れは前もってネットショッピングで私が手配した冷酒器セットを贈る手配もした。
それほど好きな上司だったってことか?^^;


そうやってバタバタしたあと、スポクラに車で送ってもらってゆっくりしてたら、
母が、ロッカーに入れていた携帯に留守電を入れていた。

《 彩子に相談があるけん 電話して… 》


ひとり暮らしの母は、数日前から体調悪くて心配してた・。
母娘なのに、意外とお互い連絡取りあわないのだが、
珍しく私は毎日電話は入れていた。

一度スポクラから、母の声を聞いていたが、
なんとなく気になって…急遽帰る事に決めた

今までだったら、こんな時間からやけん、もうよかよ・・と言うのに、
待っとうけん、と言ったのが気にかかった。


前日、近くに住む兄貴に頼んだときは、
母に電話は入れてくれたようだが、
男の兄は、親身になって相手はしてやっていないのだろう。


母は力が入らない感じの物の言い方で
病状の説明がよくわからず・・だった。



私は夜の新幹線に飛び乗った。
慌てて用意して、携帯の充電器を忘れてしまった。



私の顔を見て安心したのか、
夫が前日、たまたま買ってきてくれた大好きな福砂屋のカステラを
家を出る直前に思いついて、
何も食べられないと言ってた母もこれだったら、と思いついて
タッパーに詰めて持っていった。

《 カステラでも買うてきて 》

そう言おうと思っていたと、
驚いた母は、子供のように嬉しそうに口に入れた。

甘いもん、娘の私に頼みたかったものを思いがけずに差し出されて
それはそれは喜んで食べた。


家中の掃除と、頼まれた買い物と、
母の弟を訪ねて、ひとり暮らしの母のことやら、遺産など、本音の部分での会話。


結局、兄貴はつかまらず。



実印やら通帳の在り処やら
気弱になった母とは、老い支度の話ばかり。
今後の身の振り方も迷っているようだった。




こちらに戻ってからも気になって、
まめに電話を入れる。


《 ちょろっとでも掛けてくれると嬉しいけん 》

母はそう言って涙ぐんだ。


新幹線介護になりそうである。


気合い入れと、ひと仕事終えた自分にと
新幹線シートでご褒美缶ビール・・と
色気も遜色な、艷色には程遠くなりそな日記ですわよ^^;







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