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覚え書き

Posted by 彩子 on 20.2013 日々色々 2 comments 0 trackback
前の晩、拓郎と小田さんの対談番組を
夫が録画していたのを日中観た。



あの二人がトーク番組に揃う、というその絵が実にプレミアもので、
とても良い番組だったのだけど、

若い頃、身勝手な男本位の恋愛の歌詞を書いた小田さんに、
君を抱いていいの?なんて聞くか~?との、
拓郎のツッコミにケタケタ笑ってたのは未だよかった。


《 もう、終わりだね
  君が小さく見える 》

【さよなら】の歌詞は、
身につまされる経験を思い出させる。

兄貴の友達を好きになって、
花火大会の帰りに、付き合うのやめようの言葉を投げられた。
家に帰って付けたFMから、
このフレーズが流れてきて号泣したこと、
その時はもう東京に逃げた父に、
手紙でせつせつと娘心を訴えた想い出

その手の感傷が過ぎったのも、あぁ又だわ・・だった。


拓郎との対談の合間に流れた、
小田さんのライブDVDでの選曲は、
孫の生命力を信じて、奇跡を願ってた頃が蘇り、
夫も、言葉にならなかったと後で言った。

それから、
家にある小田さんのDVDを引っ張り出して聴き耽った。



・・・



夜、独り寝の布団の中で付けたテレビ。
大竹しのぶをやっていた。

彼女の親友という女性が気になった。
鮎川めぐみさん。
向き合う相手の目の中に入り込むような
それでも優しげなたおやかな視線。
なんて素敵なひとなんだろう。




映画では、同時に二人の男性を愛し、翻弄する役。
彼女の小悪魔的で純な魅力は、
映画監督や巨匠脚本家まで惹きつける。
彼女はそれを実生活でもそうだったか?と訊ねられ、
断固として首を振っていたが、
女はそれが出来る生き物。


《 自分の心に嘘をついて生きていたくない 》

彼女の言葉が耳に刺さる。



・・・



普段テレビはあまり付けないが、
この日は、
先の番組が終わり、
カチャカチャとBSからEテレにチャンネルを替えてみる。



齢90の詩人、加島祥造。
外国人女性の妻を失い、途方に暮れる。

そうしながら、
大きな哀しみを受け入れていくありさまが
美しい景色と共に映し出される。


LONELYでなくALONE
ALONEは
過去も未来もどうでもよく
そんなことよりも
今が楽しければ寂しくない

いつも人に引っ付いていたくて、
でも
誰も人が来なくても
ひとりでも寂しくない




愛する妻の骨を庭に撒く
散骨・・


一年で三人の身内を亡くした私は、
その光景に見入る
なんてシンプルな弔い方だろうと


樹木葬
ちょっと気になる葬り方



死んだ者は
生きている者を励ましている
《 よりよく生きろよ 》と。

喪失感ばかりな母に、
声をかけてみようか。




・・・


私は、
音のない空間が寂しくて
いつも何かを流していた


音を消してみよう

しばらく、
付けたままにしていたテレビを消す



窓の外は雨が降っていた


静かに
規則正しい雨音が
しっとりと
耳を湿らす






たまの一人の夜

静かな夜



・・・














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