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秋の陽

Posted by 彩子 on 28.2013 女色 2 comments 0 trackback
恋人でなくても
時間が出来たとあれば、
馳せ参じてくれるのは、

ヤツにとっては、自然な優しさだけなんだろうけど、
それは私にとって、ちょっと嬉しいこと。


車のことは分からないが、
いたってシンプルアナログに見える車のウインドーが、走行中拗ねて、
それを、いつものことさみたいに、さして動じもせず、
だけどヤツは、窓の外にホームセンターを探して、
とりあえずな応急処置の粘着テープを所望する。



山の紅葉は美しい季節を教える。
色とりどりは木々の葉だけではなく、
山ガールや元気な中高年の野郎ドモも。

探せばそこに夫が居たって不思議ではなく、
いやいや、今日は別の山に日帰りで行ってくれている。


行楽日和の山あいに建つレストランは何処に立ち寄っても長い列をなす。
場所を替えてもなかなかお昼ご飯に有りつけない。

待たされて待たされて、
空かせたお腹でやっと出てきたアツアツのハンバーグを頬張り、
上顎がめくれ上がったのを
今日は楽しかった、ありがとうのメールに添えておく。




恋心なくとも

適度に女心もくすぐられ

老いた親を持つ悲哀も共通の話題で。


『 スーパーでおかんに惣菜でも買って帰るか~ 』

帰り際、ヤツは急に現実味を帯びた声で言う。



そうかぁ・・
ヤツに取っては、
さっきまでの不埒な時間をも
紛れもない日常のひとこまなワケで。
私だけが、湿ったひとときだったのかと、
不埒さを戒める。


でもやっぱり楽しかったんだよね!



晴れ、時々曇り。


ありがと。




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