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こども返り

Posted by 彩子 on 31.2016 日々色々 0 comments 0 trackback
いつもの小料理屋に母と。







82にもなって
未だにお嬢さん育ちが抜けない我儘な母。


歳をとると言うことは、
まるくなって行くものでも何でもなく、
その人の持つ個性がより
顕著になっていくことなのだ。
律するエネルギーが未だあった若い時と違って、
年相応な物忘れが入ってくると、
その人の持つ性格が剥き出しになってくる。




正月に曽孫も交えてこの店に来た時、
あんなに美味しいと言ってた茶碗蒸し。
中身の具材も まぁそりゃあの時のような
豪勢なものは入ってなかったけど、
どうやらその時の 母のお口には合わなかった様で、
急いで作りんしゃったったいね?とぼそり。
勧めてみても、なかなか箸は進まない。



隣のおっちゃんが頼んだ、
何とかランクの和牛のステーキの
バターとニンニクの匂いに釣られて、
あたしもあれが食べたか、とは
子供の様な母である。







刺身は普段食べつけとうばってん、
あたしはこげな肉は普段食べられんけんねぇと、美味しそうにパクついた。
今日は肉が一番美味しかったとな。




人生終盤になると、
この世に生を受けた時にだんだん戻って行くのだと、
施設の舅さんにご飯を食べさせた時にも思った。


いえいえ、
いつかは私も行く道と、
せいぜいお務めさせていただきましたけどね(苦笑)








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