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初めての贈り物

Posted by 彩子 on 13.2012 日々色々 6 comments 0 trackback
『 あんたのその涙の訳はなんね? 』


母にかけた電話、
母の声を聞いて、
思わず涙が溢れた。



夫の不在。

山に行っているのだから、
連絡は取れないのもわかっている。


そしてお嫁ちゃんは、痛みに耐えながら、
一晩中、赤ちゃんのパパである息子に連絡が取れずに、
不安で心配で、なんでこんな肝心の時にってなるのも分かる。

《 一生忘れません 》

お嫁ちゃんにそう言わしめたのも、痛いほどわかる。

たまたま、そう言うタイミングだっただけなのだ。
息子も夫も、間が悪かった。



そして、
夫の実家の、義姉からの一方的な物言い。

そんなこんなで、
母の声を聞いたとたん、涙が出た。
だめだ、
少なくとも新米ばぁば、でもないのだから、
で~んと構えていないと。



職場の図書館やらネットでの検索は、
重症な症例が溢れかえる。
程ほどにしておこう、
でも予後の見通しとして、知っておくのも悪くあるまい・。

いろんな思いが交錯する。




生後三日目で大きな手術。

遠くから祈るしかない。


その合間に、
新しい命は名前を授かり、
出生届を書いてもらったらしい。


《 記念に~ 》 と息子から、
青い出生届と母子手帳を両手に広げ笑う写真が携帯に届く。

ほろほろと力が抜け、そして小さな安堵。
息子らしい気遣い。


《 あなたの笑顔に救われます ありがとう 》

息子宛に返事を送った。

その二分後、

《 今一番きついのは、〇〇やと思う
  親まで落ち込んでいたら、〇〇に笑われる 》

息子はもう立派に、
二人の子の親になっている。


我が子への初めての贈り物、
元気な子になるようにと付けてもらった名前。
それを見るのも、文字にして打つのも、珍しく。
だけど、
すぐにしっくりと苗字に溶け込んでいる。
響きは馴染んでいる。


それを読んでいたまさにその時、
今度はお嫁ちゃんから電話がかかる。
帝王切開前、手術待ちの合間に聞かせてくれた、それ以来の声。


私は、第一声につまる。
そして 『 お母さん・・ 』とお嫁ちゃんに言わせてしまう。


大丈夫よ、と本来なら声をかけるべく私が、何やってんだか。

慰めにならない言葉を交わし、
そのあと、今度はわたしバージョンで・・と
お嫁ちゃんが出生届と母子手帳をもってニッコリと笑った写真が届く。

我が子が手術室で頑張っている間に、
夫婦で撮り合いっこ、したのだろう。


神様の悪戯とはいえ、
あのふたりの間に授かった大切な命。

ありがとう。












○ Comment

お孫さんのこと、ご心配ですね。
日々、進歩している医療技術。
遠くから、祈っております。
残暑厳しいです。ご自愛下さいね。
2012.08.16 11:49 | URL | やんちゃ #xAKQO0ws [edit]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.08.17 10:20 | | # [edit]
心に沁みる詩を、本当にありがとうございました。

2012.08.22 21:25 | URL | 彩子 #- [edit]
ご無沙汰していました。

ありがとう。
また貴女に会いたくなりました。

2012.08.22 21:27 | URL | 彩子 #- [edit]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.08.23 15:49 | | # [edit]
絵本の読み聞かせのテープ起こしを考えていた矢先でした。

又メールさせてください。
ありがとうございます。
2012.08.23 17:04 | URL | 彩子 #- [edit]

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