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ひとり屋台

Posted by 彩子 on 12.2013 日々色々 7 comments 0 trackback
急遽、入院となった母。

聞かされた病棟が、急を要する場所だっただけに、
新幹線を慌てて予約した。


駆けつけて目にした母は、思いのほか元気に見えたが
家じゃ元気にしている母しか見なかったのに、
やっぱりこんな病棟じゃ、病人に見えるからちょっと狼狽する。


兄貴が白衣を着て、様子を見に来てくれたらしいが、
まさかここの病院にも居るなんて、母も知らなかったらしく、
看護師さんにもようしてもらいよる、と安心した顔をする。



慣れない入院の準備を一人でしたものだから、
要らぬものまで持ってきて、
息子に持って帰ってと頼んだコートのポケットに、家の鍵まで入れていて・・
だから、私は家に入れずに、
警備会社の出動を頼む騒動までやらかした母。



やっと入れたひとり住まいの母の冷蔵庫には、ビール一缶もなくて、
いつ開けたかわからない、パックに入った梅酒があっただけだ。
ちょうどいいや、たまには休肝日だね・。


母に食べさせるために持っていった鰯の梅煮、青梗菜の煮物、
そしてカステラ。
一食分ずつ、ラップで包み、冷凍庫に入れた。
母の口に入るのは、いつのことになるかわからないし。


私は、ごそごそと冷蔵庫を漁り、
賞味期限が切れそうなものだけ、口に入れる。
なんだか自分で作る気にもならない。
折しも震災のテレビは、ちょっと一人で見るのも哀しい。

だけど、考え方一つ。
またとない、私自身の身体を休めるチャンス、と切り替えも有効かも、とも思ったが、
母の気分の乱降下に
なんだか私もいっぱいいっぱいになる。



母のお弟子さんやらお稽古関係のやり取りして
病院を見舞って、ソーシャルワーカーと急遽面談が実現し、
退院後の、ひとり暮らしの母を支えるべく、段取りに話がいく。
平日の貴重な時間、役所に介護認定申請を出して高齢者福祉の説明受けて
病院戻って・・てなことしてて…
ゆっくり母と喋ると言った感じじゃなかった。

二度のMRIの検査でも脳梗塞の疑い無しとの診断だったが、
本人の、足のしびれた感覚、
こればかりは、患者だけしかわからない自覚症状はどうしようもないのか・?



二日目の夜、病院出て
一人、母の居ない家に戻るんかと思ったら寂しくなってくる。

思わず、女だてらに
夜の屋台に吸い込まれる。
全国区にもなっている屋台はあちこちに。

入りやすそうなとこ、ないかな・・と物色しつつ
中年女性おひとりさまが見えた屋台を狙う。



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おひとりさま屋台の、歳の頃も同じ位の女性は、遠距離通勤をしていると言う。
仕事帰り、ちょっと一杯って感じで、
にわかに話も盛り上がった。
大将も気さくに写真を許してくれる。

平気でもなかったが、
結果、一人でのれんをくぐったのだから、
あたしも立派なおばちゃんになったもんだ。




次の日は、
女友達とランチしてちょいと気分転換
病院が都心ど真ん中にあるので助かった。



それにしても、
母に介護認定の説明を何度しても解っていない。

あ~、老いとはこういうものだね・・。
いつまでも元気でなんでも自分でやってきたと思っていた母は、
年相応に老いているのだ。
そしてやっぱり、近場に居ないもどかしさ。




母方の叔父の病院も見舞って、全ての用事済ませて
慌ただしく新幹線に乗る。

黄砂、PM 2.5、花粉まみれの街中は
兎に角、酷かった、異常だった。



東に西に、
ポイントばっかり貯まって
グリーン車でゆっくり一番搾りを手にする。

くたびれた顔じゃなく飲みたいね。


結果、異常は見受けられず、
一人で退院した母に、
看護師さんは見送ってくれたらしい。



私の携帯には、
早速、役所から連絡が入る。


気弱になった母の、これからのことを思う。
これまで散々人の世話をし、教えてきたのだから、
これからはいろんな人を頼りにし、世話してもらい、
できる限り、自宅で過ごして欲しい。

毎日電話入れるからね。

私もこれまで、母を放っておいた罪滅ぼしをするからね。











○ Comment

彩子さん お疲れになってませんか?

 >介護認定申請を出して高齢者福祉

使えるものは しっかり使って
上手に 遠距離介護してくださいね

2013.03.14 01:05 | URL | むーん #JyN/eAqk [edit]
いろんなことが重なっている割に、
あたしって意外と元気やん!ですよ~。

びっくりしたのは、むーんさんからの小桜かりんとう、
食べさしが実家にあったのですよ~。びっくりしました!
もちろん、貴女のことを思い出しました。
ありがとうです♪
2013.03.15 10:09 | URL | 彩子 #- [edit]
同じ年代ですね(笑)
思い立った時が、まさにその時なのかもしれません。
僭越ながら・・田舎のお母様、優しくして差し上げてください。

これからも読みにいらしてくださいね。
ありがとうございました。
2013.03.15 10:13 | URL | 彩子 #- [edit]
わたしも、いつか母が倒れたときに・・

この記事を頭に留めておきたいと思いました。

自分の体裁良く、
対病院などとのやりとりは出来ても、

母個人に対して、
食べるものを作っていくとか、冷蔵庫の中を見るとか・・
そんなことやらないし、気づきもしないと思いました。

良い記事をありがとうございます。




2013.03.15 23:35 | URL | fujimaru #- [edit]
最初の写真、懐かしいな・・・
中州の屋台はこんな感じやったわ。
九州の人は楽しく酒を飲むばってんよかとよね。

兄上のところに入院したんやね。
身内に医療関係者がいると心強いね。
2013.03.16 00:56 | URL | 豊丸 #t50BOgd. [edit]
母娘の間に流れる想いは千差万別で。

この前私は、
fujimaruちゃんとお母さんとのあいだに、葛藤みたいな思いがあるのでは、
・・なんて、勝手に憶測してしまいましたね。

こんな記事が、ヒント付けになってもらえたのでしょうか。

又、貴女の素直な気持ち、聞かせてください。
2013.03.17 15:48 | URL | 彩子 #- [edit]
ちなみに、
《 九州の人は楽しく酒ば飲めるけん、よかね~ 》たい!w
2013.03.17 15:52 | URL | 彩子 #- [edit]

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