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昭和一桁世代

Posted by 彩子 on 02.2013 日々色々 0 comments 0 trackback
姑が脳梗塞で入院してしまったために
舅も入院を余儀なくさせている。


『 時々はおじいちゃんを自宅に連れて帰ってあげてくださいね 』

本当に師長さんって感じのその方は、
透析患者の舅を15年も見てくださっている。
そんな師長さんの物言いだからってわけでもないけれど、
こちらも遠くから介護に帰省している義姉の手前もあるってのが正直なところで・・

先日夫と二人で帰省したのは、
今はもう空っぽの自宅に、
舅を連れて帰るというのが第一の目的だった。




刺身はあんまり食べんばい、
そう以前言ってた姑の言葉に反し、
嫁の私が作った料理は、
時間はかかるもの、
そして、老人特有の音を立てて食べるというのは、聞こえてないフリをして、
刺身もちゃんと全部平らげてくれたのは、実に嬉しかった。

これならおじいちゃんも好きかな?と、
先の味噌漬け豆腐も、タッパーに入れて持ってきて、
舅の前に出してみた。
旨いね、とモゴモゴ口を動かした。



『 彩子ちゃんのがめ煮は、母さんのと同じ味たい 』


まだら呆けのある舅の言葉は何よりの褒め言葉に聞こえてた。
夫も横で笑ってた。
姑の居ない台所で嫁の私が作った料理は合格点ってとこか^^;

 
病態から、
なま物の摂取は控えないといけないのに、
わがままな年寄りの食せ活は、段々と姑の好みとなっていたのも知っていた。

それでも、年老いてからの15年の透析で生き続けている舅。
なんとかなるもん、生けるもん、とエエ加減な食生活でも
舅は男の平均寿命をとうに過ぎている。
だから、
久しぶりの家での食事は、
控えてくださいと言われてた果物やら、生ものでも舅に食べさせた鬼嫁なのだ。



呆けた舅と呂律の回らない姑の会話は
一緒にベッドサイドで聞いていると、
くだらん漫才見るより面白かったり、
これって本音かもね、と思えるようなものもある。


二ヶ月前、ICUに入っていた姑を見た舅は
『 未だまだやねぇ 』と宣った。
おじいちゃん、ボケてないやん!

そうかと思うと
一時帰宅させた舅を姑の病院に見舞いに連れて行った時、

『 母さん、はよう帰ってこんね
  がんばってリハビリせんね 』
と泣きそうな顔しながら言う舅に、

『 そげん期待されても困る 』とたどたどしく言う割には
姑は舅を睨みつけた。


そして、
倒れる前に大喧嘩したのを覚えているのか、舅を気遣ってか、
きっとどちらも本音で、
『 またおじいちゃん連れてくるね 』と夫が言うと、
姑は、『 もう来んでよか 』と言った。

昭和一桁生まれは大したもんである。



舅を病院に送っていくとき、
前の日、姑を見舞ったことなどすっかり忘れて、
舅はお母さんに逢いにいく、と言った。

何度も同じことを聞かれ、
その度に初めて聞いたような顔をして答えてやって、病院に送り届けた。

その足で、姑を見舞う。
二日後に新しいリハビリ病院に転院することを姑に告げて、
また来るね、と言って病院を出た。

それから、
転院先の病院を事前に見せてもらい、
思っていた以上に熱心に説明をしてもらい、
結局、舅の為に予定していた施設を見る時間は無くなってしまい、
それは又次回ということで新幹線に飛び乗った。



先はまだまだ長そうね・・


こんな日々色々で恐縮です^^;





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