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ジレンマ

Posted by 彩子 on 01.2013 日々色々 0 comments 0 trackback
四時間半の手術に頑張ったのに、
孫ちゃんは、すこしづつ、
手の施しようがなくなっていく。


私たち夫婦の関心が、
舅姑、そして私の母に行ってばかりいたから、
申し訳無い気持ちになる。

なんと言っても、
ひとつになったばかりの、孫ちゃんが一番頑張っているのに・。


だから何が出来る?といっても、
ただ、見守って息子夫婦の話を聞いてやることしかできないでいた。



ナースステーションすぐ傍の観察室に移りました
ICUに移りました

そんな連絡を受け
私も家で鬱々としていたが、
夫の、スポクラでも行ってこい、の言葉に背中を押されて、
気にはなりながらも、出かけた。

普段なら持ち歩かないケイタイ。
不安な気持ちが当たって、
張り詰めた空気の中のヨガスタジオ内に、
バイブの音が低く蠢いた。

もちろん、取れなかった。
だったら何故に携帯してスタジオ入りしたか、
あたしは馬鹿なことやってる。
この時に限って、
瞑想しなさい、とばかりなBGMだった。


一時間のヨガの間に、二度着信があった。


スタジオを出て、慌ててお嫁ちゃんからの着信履歴に返す。


・・泣いてる

え・・?と聞き返すと、
息子が来てくれない、と泣いている。


一応胸を撫で下ろし、
お嫁ちゃんの話を聞くと、
こんな時になっても、仕事を抜け出して、病院に来てくれない、と言う。

あの子が生まれた時も、
そして、もしもの時も、
私ひとりになるかもしれません


お嫁ちゃんのお母さんが駆けつけてくれても、
上の孫ちゃんのお迎えに間に合わないかもしれない、
たとえ行けても、合鍵も無いし家に入れない。

彼女も不安でパニックになっていた。


落ち着いて
なんとかなるから

そう言って、
私は息子に連絡を付けた。


客先で連絡取れないのは想像できたが、
なんとか病院にいってあげて、と息子に命じた。


結果、
息子は仕事を変更して、病院に駆けつけ、お迎えにも間にあった。


お母さん、ありがとうございます
本当に申し訳ないです
来てくれました


夜、夫は息子と電話で話していた。
息子は、仕事と嫁さんの言葉に挟まれて、ジレンマが襲ったのだろう
夫との電話で、はばからず泣いていたらしい。
嫁さんのお母さんも来られれば、
嫁親子の間で息子も落ち着かない様子が想像される。

夫は三月から見ていない孫ちゃんに会いに、
そして、男同士の話がしたいと、息子に会いに行くからと言った。


少し先に東京出張の予定がある夫。
それまで持ってくれたら、と思いながら
今言っても、むこうのお母さんが来ておられるし、と迷いながらホテルを取った。
お嫁ちゃん達には気遣いなく、というつもりもあった。


私より夫が行く方が良いだろう。
それに夫とお嫁ちゃんのお母さんとの会話はうまく通じているのだ。




私はこの前行った時に、
もうこれが最後になるだろうと覚悟していたから

迷う夫を翌朝、送り出した。






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