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わすれもの

Posted by 彩子 on 04.2009 女色 0 comments 0 trackback

《 どうせ脱ぐんやから
  ノーパンで来るように 》




そんなメールに目を通したのは
バックが紐になった
心もとないショーツに脚を通したすぐ後だった。




私としては
彼を喜ばそうと思っての、ささやかな身だしなみだった。


彼のメールが頭に残り、
脱ごうかどうしようかと思いながら、
もう待ち合わせの時間も迫っていて、
結局私はそのまま逢いに行った。



これが後で
自分で自分の首を絞める事になろうなんて
露とも思わなかったのだけど・。







彼はいつもの彼だったんだろうけど、
私と言えば
前の夜からの痴態を引き摺っていて
何より
彼を目の前にして
夕べのメッセでのやりとりや、
その後課せられた宿題の報告だけで
充分辱められていた。
・・少なくとも私の身体は。







今朝聞かれて答えられずにいた事を
私はベッドの上で、
彼に組み敷かれながら
聞かれもしないのに
自分から吐露していた。




     Kはね
     あれが曲がっていて・・
     当たるの・・


     上から
     叩きつけるように
     私の中に責めるの


     ・・良かったの


    


     違う・・
     もういいの


     ごめんなさい





私は彼人の事は一言も口にしなかった。
出来なかった。

Kとの事が唇の端から零れ出たのは
結果躰だけの関係だったと
無意識に染み付いていたからだ。





私の吐き出す言葉に
彼は何か問いかけたり、確認させたりしていたと思うが、
正確には覚えていない。


ただ、
私は吐露しながら、泣いていた。


涙が溢れた理由も
頭を過りもしなかった。



だけど、
忘れられないセックスになった。





いつのまにか、
抱かれたままベッドで眠り、
もう一度彼はいき、
その後だって
はしたなく、際限なく私は淫らだった。




彼は乱れた私をただ黙ってみていてくれたのだろうか。

こうしたら彼にどう想われるだろうか等と、
私自身、意識していなかった。







一緒に湯船に浸かりながら、
きっと彼はもう頭の中は仕事モードになっていた。

置いてきぼりにされないように、
私はスポーツクラブの事を考えた。





忘れられないセックス、
下着をどうしよう・・
そんな事に悩んでいるなんて彼は気づいてもいない。






家を出るとき私が選んだ、彼を喜ばそうと思った下着は
前の部分は光沢のあるサテンの生地が心細い程張り付き、
後ろから見られたら、
丸い輪っかのアクセが付いた紐状のTバック。

とてもロッカールームで脱げない事、わかってたし、
ホテルを出た時の私は、
一枚入れていた下着を身に付けた。




彼は食事をした後、
スポーツクラブまで送ってくれた。




・・と車を降りた時、
はたと気付いた。




汗をかいて
お風呂とサウナの後
着替える下着がない。



私はロッカールームで
慌てて、ついさっき履いたショーツをジーンズと一緒に脱いだ。


朝の彼からの指示を
今ここで私は守ったのだ(笑)。



つまり、
ジムで汗まみれになるショーツを
お風呂上がりにもう一度付けて帰るか、
それとも、冷えたお尻をジーンズに押し込んでノーパンで帰るか、
はたまた、ノーパンでジムをするか?



結局私が選択したのは
下着をつけないで
ジムでフィットネスをしたのだ^^;





マシンの横に立つ男性の視線を一人勝手に感じ、
黒いスラックスを汚したりしないか、
割れ目が浮き出たりしてないか、なんて
ドキドキしながらジムを続けた。


当然、
そんな自意識過剰は無用だったけど。




外に出た時は、もう陽も暮れていた。

風邪引かないように
一枚だけバッグに入れていたショーツをジーンズの下に履いた。






彼と私のなせる技。


淫靡な時間を過ごしたのに、

私たちはこうやって、オチが付く(苦笑)。








































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