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帰省語録

Posted by 彩子 on 02.2017 日々色々 0 comments 0 trackback
嫁と娘となって
帰省してきた。


どっちを向いても
高齢者絡みの時間で
自分の楽しみはこっち置いといて
ま、仕方ないわ。


私だって いつかは行く道と、
舅姑そして母への思いが
自分の中でも変わりつつある。


透析患者の舅の、
シャント造影検査入院に付き添い、
そして退院。
いつものベッドに収まって貰うと、
舅も 此処が自分の終の住処の様な顔して
穏やかになる。


寝たきりの舅なのに、
息子や孫の事を心配する。

変わりはないか
今 何処におるか
仕事は何してる

毎回初めて聞くかのような声で
何度も尋ねる舅は
可愛いおじいちゃん。



サ高住の経営母体が変わって、
夜のトイレのナースコールに
一晩500円加算されるだの、
その他これまでのサービスを受けるのなら、
3〜4万程値上げとなれば
食事に不平があった姑でもあったし、
施設を変えたのがふた月前の事。


当の姑は、
『 何処も似たようなもんやね 』と宣うた。(泣)

夫や義姉が
どれだけ時間かけて施設を探したか
それに伴い、役所関係等
なんちゃらかんちゃら煩雑な変更、
そんな苦労もつゆ知らず。
そして今回三箇所目の施設なわけで。

でもそれは
姑からしてみたら、
こっちの都合なのだろう。


嫁の彩子さん、
高速バスに乗って
次は母の元へ行くと知った姑は
わざと私を困らせるかの様なタイミングで言う。


『 冷蔵庫に無花果が入っとったろ?
剥いてやらんね? 』


歩いて行ける最寄りの高速バス停は
一旦側道に降りてのイレギュラーな停留所。
だから 一時間に一本と言う不便さ。
しかも待合も無い普通のバス停。

時間を見ていたの、姑は察知しているのだ。


『 私を連れて帰ってやらんね
こげな処におりとうなか 』

そう言って姑は泣く。


分かりました
〇〇さん(夫)に伝えときますね

正直なところ
半分逃げ出したい気持ちでそう言って
私は姑の部屋を出る。


くたびれ果てて
バス停までの一本道を歩く。


行く時に出くわした
男の人に抱っこされた
二歳くらいの迷子の男の子、
ちゃんとママの元に帰っただろうか。


そんな事思いながら
あ! 携帯…。

自販機の明かりを頼りに
下にリュックにバッグと荷物を置き
ゴソゴソ。

案の定、姑のベッドサイドに置いて来た。


あぁ…バス間に合わないと
絶望的になりながら
来た道をとぼとぼ歩き 姑の部屋を開ける。


『 戻って来ると思いよった 』


ついさっきあんなに泣いてたのに、
もうけろっとしている姑。


もう一度お義母さんの顔を
見て帰りなさいって事だったんでしょうね


私はそう言い訳をして
剥いた無花果の皿を洗い
今度はあっさりと姑の部屋を出た。


結局、
バスには間に合って
今度は母のところに向かう。



後からわかった事。


連れて帰ってと泣いたなんて、
言われた事ないし、
信じられないと。
義姉も夫も、口を揃えて。


逆らわ(え)ない私にしか言わないこと、らしい。
相手を見て物を言う、んだそう…。



さほど遠くない将来。
私は、
可愛い年寄りになれるだろうか。







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