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少しの勇気と厚かましさ ③

Posted by 彩子 on 04.2018 女色 2 comments 0 trackback
私はよく夢を見る、と思う。
苦笑するほど単純なのだ。

普段の生活の中で
気になること
心を占領されてることがあると、
それが形を変えて
すぐに 夢に出てくる。


Nさんに所縁ある方たちに
逢いに行く事になる前の日の夜、
彼が 私の左隣のスツールに座って
何も語らず ただ微笑んでいた夢を見た。

それは
私の知っている彼で
歳を重ねた彼でも無く
ましてや
病んだ彼でも無かった。



………



ネット検索で
彼の卒業した中学校の掲示板に辿り着き、
そこで 彼の訃報を知り
愕然としたのが四年程前。

私なりに逡巡しながらも結果
掲示板の管理人さん宛に
メールをお送りした。

そして 快く段取りを付けて下さり
帰省した折
同窓の方々と御目文字が叶った。



懐かしい地元で
まず女性二人と管理人さんを交えて
緊張しながらも
食事をご馳走になってしまった。



初対面ながら
彼を知る仲間達との歳の差は感じられず
今のこの歳であれば なんて事ないけど、
あの頃の彼との8歳違いは
おっきかったろうね?と
半分ちゃかされながらも
よくよく考えたら、
もっともな事実だった。

そして
考えたらそん頃のあいつは
犯罪もんやったろうねぇと言われ、
いえいえ
清い交際でしたからって言い訳しても
笑い声に消し去られてしまった。


その時の私は
彼の同窓の方達にぐっと近しさを感じ、
懐かしい方言や地の利が
そうさせただけで無く
何故だろう、
彼のことを知っている人達に囲まれている
嬉しさと不思議さと
居心地の良さがあった。



それから
彼とゆかりある
海沿いのテラスに連れて行って下さり
そこには
彼のエピソードを沢山持つ、
同級の男性たちが待って下さっていた。

こうしてまさに【岬めぐり】が蘇った。




此処に座ってたのかな?と
歳を取っても仲間たちに囲まれる
彼の晩年の姿を想像していたら、
寝てばっかりやったもんねぇ と、
オーナーさんに言われて大笑いとなった。


同級生たちは
破天荒だったらしい彼のことを
まさに寅さんのごとあったけんね と笑い
私のことをマドンナと
囃し立てて下さった。


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雨も上がって 海が見渡せるテラスで
そこのオーナーさんが、

そう言えば
歳の離れた彼女がいた、とか
彼女には兄貴がおった、とか
言いよったねぇと
遠い目をされた。

なんだか其処に
あの時の彼が座っている様な気がした。


そして
オーナーさんは私の横に立って

あの時彩子さんが受けとったら
どげな人生になっとったろうね?と
小さく囁かれた。


管理人さんの
覚悟して来て下さいね、の
お言葉通りの矢継ぎ早の質問に
あぁ…そう言えば…と
記憶のかけらが繋がり、
セーラー服時代を懐かしむ時間は
あっという間だった。



……



少しの勇気と図々しさで
不思議なご縁が出来てしまい
ちょっぴり泣き笑いを引き摺って、
又日常が始まった。




時間は作るもの なんだ。
ちょくちょく集まっているから
介護帰省の合間にでも
準メンバーとして
又こっそり参加しなさいって
帰り際
もう今はいない彼の仲間たちに言われて、
私は
泣きそうになった。


思えば
彼が59歳の若さで
亡くなっていたから
繋がった縁になったのかもしれない。


ほんの半日程だったけど
楽しくも
甘酸っぱく
懐かしいひとときだった。



だから
これからだって
未だ未だ
楽しい時間は
きっと待ってるんだ。






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○ Comment

少女・彩子と年上の彼氏、
懐かしいながらも、若くして亡くなった事を知った。
まさに女色の想い、イイですね。
(イイなんていうのは、不謹慎ですよね、スイマセン)

いつも、どんな方なのかなって思いながら読んでます。

それにしても、『邂逅』なんて言葉、よく知ってますよね〜
2018.05.17 21:14 | URL | Mr.としゆき #JyN/eAqk [edit]
まさに少女の頃 でした。

私にもこんな時があったのよ、って。笑

【邂逅】
この言葉を教えてくれたのも
殿方でした。
Y社社会部デスクでね…。

あかんあかん!
過去振り返り過ぎ〜。

又女色に染まりかけたら
お邪魔します。
コメントありがとうございました。
2018.05.20 06:50 | URL | 彩子 #- [edit]

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